平成18年度 事 業 計 画 書
平成18年4月1日〜平成19年3月31日 |
≪事業方針≫
今年度の直面する第一のテーマはカタールで開催される第15回アジア大会でどれだけメタルを獲得するかということである。
前回の釜山での第14回アジア大会では銀2、銅1で8カテゴリーのうち7名決勝進出と云うまづまづの成績であったが、今回は予断を許されない状況を直視して厳しく対処せねばならない。
躍進著しい中近東諸国、韓国のトップの選手達を破るのは簡単ではない。しかしJOCに正加盟が実現した現在、前回より下回ることは許されない。
現在の日本のトップレベルの選手数名は最高のパフォーマンスを示せればメタルの獲得の実力は十分具えているので、12月の開催時迄に一段とバルクアップしてベストコンディションで闘いにのぞむことを期待したい。
第2のテーマは普及拡大の問題であるが、今後のボディビル界を展望した場合ボディビルジムの増加はフィットネスクラブや公共施設が圧倒的に多くなった現在、大きな期待は出来ない。
であるならばボディビル・筋力トレーニングの愛好者層を如何にして連盟にとり込むかと云うことが大きな問題である。
ひとつの例として日本連盟の競技者層である登録選手数は現在約2千名弱だが、これを千名から2千名増加させ、3千名から4千名にすることは至難とは思えない。
現在のトップレベルの選手を見た場合、2005年度の日本選手権出場の男子選手は37名のうち30代22名、40代13名、20代2名、10代0名の現状である。
さらに日本ジュニアアンドマスターズ選手権では、2005年度の出場者はマスターズは男女合わせて103名に対し、ジュニアは僅かに5名に過ぎない。
如何に高齢化時代とは云えボディビルは生涯スポーツとして幅広く適用可能なスポーツであるのだから、これでは存在感が無さ過ぎると云えるだろう。
明日のボディビル界の発展はひとえに若年層のボディビル愛好者を増やさなければ質量の充実は期待できない。
この様な状況を考慮して今年度から高校ボディビル選手権を開催し、学校体育へボディビル及びウェイトトレーニングの普及をはかる方針である。
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(1) ボディビルの普及及び振興
@ 地方連盟に対するボディビルクラブの新加盟促進指導
A 高齢化社会への対応策の一環として、公共施設及び企業を対象にした生涯スポーツとしてのボディビル
普及
B ボディビルクラブの経営の合理化及び向上に関する検討
C 地方選手権、ブロック選手権大会に対する競技運営指導と助成
D 高等学校ボディビル選手権大会の実施
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(2) ボディビル指導者の育成、指導並びに指導員資格の認定及び登録
@ 指導員講習会の実施(受講対象の拡大)
A 公認指導員認定試験の実施及び登録
B パーソナルトレーナー制度の立案及び講習会・認定試験の企画立案
C 生涯スポーツとしてのボディビル指導者講習会の研究及び立案
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(3) ボディビル競技の選手強化のための方策の検討
@ 特別強化選手の認定
A 強化合宿の実施
B 財団法人日本オリンピック委員会の選手強化委員会への参加
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(4) ボディビル施設の認定及び登録
@ ボディビル施設の認定、登録の実施
A ボディビル施設の運営向上のための検討
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(5) ボディビルのトレーニング用機器、用品、食品等の研究
@ 公認品、推奨品の認定
A トレーニング機器の安定性及び効果の研究
B 栄養補助食品について調査及び研究
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(6) ボディビルに関する刊行物の発行及び監修
@ 公式ホームページの作成
A 季刊のボディビル連盟機関紙の発行
B 認定ビデオの作成及び販売
C ボディビルに関する刊行物の監修
D ボディビルのトレーニング手引書の作成の検討
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(7) 我が国のボディビル界を代表して国際組織への参加
@ 国際ボディビル連盟(IFBB)総会への出席
10月26日〜30日 チェコ/オストラバ
A アジアボディビル連盟(ABBF)の総会への出席
5月18日〜22日 シンガポール
B 東アジアボディビル連盟の総会への出席
6月15日〜19日 台湾/タイペイ
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(8) ボディビル競技の日本選手権大会及びその他の競技会の開催
@ 第10回日本クラス別ボディビル選手権大会の開催(アジア競技大会選抜)
7月30日(日) 東京都 江戸川区総合文化センター
A 第17回ジャパンオープンボディビル選手権大会の開催
第23回ジャパンミックスドペアボディビル選手権大会の開催
8月6日(日) 埼玉県 志木市民会館パルシティ
B 第14回日本女子新人ボディビル選手権大会の開催
第6回ミス21健康美大会の開催
9月2日(土) 東京都 品川区立総合区民会館(きゅうりあん)
C 第18回日本ジュニアボディビル選手権大会の開催
第18回日本マスターズボディビル選手権大会の開催
9月24日(日) 東京都 江戸川区総合区民ホール(タワーホール船堀)
D 第52回男子日本ボディビル選手権大会の開催
第24回女子日本ボディビル選手権大会の開催
10月1日(日) 大阪府 大阪厚生年金会館芸術ホール
E 第11回オールジャパンミスフィットネス選手権大会の開催
9月3日(日) 栃木県 総合文化センター
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(9) ボディビル国際選手権の開催及び国際選手権への代表選手、審査員、役員の選考及び派遣
@ 第 2回東アジアボディビル選手権大会へ選手役員の派遣
6月15日〜19日 台湾/タイペイ
A 第23回女子アジアボディビル選手権大会へ選手役員の派遣
第20回アジアジュニアボディビル選手権大会へ選手役員の派遣
7月 日〜8月 日 ベトナム
B 第24回女子世界ボディビル選手権大会へ選手役員の派遣
第11回世界ミスフィットネス選手権大会へ選手役員の派遣
第5回女子世界ボディフィットネス選手権大会へ選手役員の派遣
9月21日〜25日 スペイン/サンタスサナ
C 第5回日韓親善ボディビル選手権大会へ選手役員の派遣
10月1日 大阪 厚生年金会館(日本選手権同時開催)
D 第59回男子世界ボディビル選手権大会へ選手役員の派遣
10月26日〜30日 チェコ/オストラバ
E 第15回アジア競技大会(アジア・オリンピック)へ選手役員の派遣
第42回男子アジアボディビル選手権大会へ選手役員の派遣
12月1日〜9日 カタール/ドーハ
F 第26回世界ジュニアボディビル選手権大会へ選手役員の派遣
第26回世界マスターズボディビル選手権大会へ選手役員の派遣
11月10日〜12日 イタリア
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(10) ボディビル競技会の審査員養成並びに審査員資格の認定及び審査員の登録
@ 日本連盟主催大会においてジャッジテスト並びにジャッジトレーニングの実施
A 審査員指名の基礎資料となる個人別審査得点の登録
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(11) その他この法人の目的達成に必要な事業
@ ユニセフ等のチャリティへの全国規模による積極的な協力
A 他団体の主催事業に対する後援等の協力
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