社団法人日本ボディビル連盟
平成16年度 第1回 総 会 議 事 録(抜粋)

◇ 日   時  平成16年6月5日(土) 午後 2時40分〜 5時50分

◇ 場   所  国立スポーツ科学センター  2階研修室
                      東京都北区西が丘3丁目15-1  TEL.03-5963-0200

◇ 会長挨拶  玉利会長より、今年は設立50年を迎えますが、これを契機に新たに飛躍をしたいと思って
          おります。その為にも皆様と力を合わせて対応して行きたいと思います。 

◇ 議長選出  定款第22条により、議長は玉利齊会長を選出。

◇ 議事録署名人の選出
            立候補が多くなされたが、議長より軍司清二正会員、嶋岡克巳正会員の両名が指名を受け、
          了承された。


◇ 定足数の確認
          
正会員62名の内、33名出席、25名は委任状が出されており、4名欠席、出席、委任
          合わせて58名。2分の1以上の出席があるので総会は成立する。

議   題

【第一号議案】 平成15年度事業報告及び収支決算案について
 平成15年度事業報告及び収支決算報告の説明が行われ、採決の結果原案通り、可決承認。


【第二号議案】 2004年度日本連盟主催大会審査員指名案について
 2004年度日本連盟主催大会審査員指名案について、中尾審査委員会委員長より、指名案は審査員指名案基礎資料(審査得点一覧表)、及び地域性を考慮して作成した旨説明があり、今後微調整を前提に採択の結果、可決承認。


【第三号議案】 2004年度国際大会派遣役員案について
 2004年度国際大会派遣役員案が、玉利会長より提示され、採択の結果、原案通り可決承認。 但し、微調整は執行部に一任された。


【第四号議案】 新規加盟クラブ・退会クラブについて
 新規加盟クラブ・退会クラブについて説明され、採決の結果、可決承認。

【その他】
1.主催大会の主管申請の件(広島県)
 広島県ボディビル連盟より、平成17年度にジャパンオープン大会の主管申請があり、中国・四国ブロックで全面的に協力するよう、金澤広島県理事長と粟井理事が話し合い調整することで承認。

2.日本社会人ボディビル連盟規約の改定の件
 五十嵐正会員より、社会人ボディビル連盟の加盟クラブの会員が、定年で退職した選手がボディビルを継続し、大会に出場できる救済措置として、規約を改定したい旨の申請の説明があり、原案通り承認。

3.約定書の改定の件
 日本連盟の主催大会開催の場合、地方連盟が主管する場合約定書を取り交わし、補助金の支給を決定するが、公的補助金が決定した場合、日本連盟の補助金は支給しない。
 更に日本連盟が企業等から広告を斡旋した場合、その金額を補助金から差し引いて主管連盟に支給するということなどが、玉利会長より説明され、原案通り承認。


4.50年史制作の件
玉利会長より以下の説明がなされた。
 3月の総会で概要の説明をしておりますが、体育とスポーツ出版社が編集、制作に責任を持ち、日本連盟は編集、広告、販売に協力をするということで進んでおります。
 又、日本連盟を支えている県連盟のボディビル歴史を掲載致し、更に、各県連盟に登録されているクラブ等も無料で掲載する。以上報告通り承認。


5.ミス21健康美大会審査要項の件
 ミス21健康美大会主管団体である社会人ボディビル連盟の五十嵐理事長より以下の説明がなされた。
  @ ミス21健康美大会の1位を、世界ボディ・フィットネス大会に送る。
  A 但し、両大会はルールが異なる。
  B そこで、国際大会に送る為にルールの整合性が要求される。
  C ミス21健康美大会では、規定ポーズ(1ラウンド)とフリーポーズ1分(決勝ラウンド)を行っているので
    普及の為これを認めて欲しい。
 以上の説明の結果、原案通り承認。

6.カラークリーム斡旋の件
 日本クラス別選手権と日本選手権、この二大会では当日のみ会場でのクリーム状のカラーリングは認めることになったが、クリームの入手及び使用に関し日本連盟が斡旋することを鳥谷部競技運営委員長より説明がなされた。
 尚、事前に事務局に申 し込んだ選手は当日会場で現物支給し、塗布を競技力向上委員会が指導し、選手同士で塗布し合うことが朝生競技力向上委員長より説明された。
 以上両委員長の説明通り承認。

7.マスターズ委員会の件
 マスターズ委員会の設置は前回の理事会・総会で承認されているので、マスターズ委員会の位置付けと人選について玉利会長より説明がなされた。
 位置付けは他の専門委員会と違い、日本連盟直轄の組織としてマスターズ大会の運営に協力する。
 員長はマスターズ大会で国際的にも国内的にも経験豊かで実績のある、磯村俊夫氏。委員には
金澤利翼氏、登坂勉氏を推薦したい旨の提案があり、提案通り承認。


8.体協加盟推進委員会の件
 前回の理事会・総会で設置は承認されているが、その役割は各県連が県体協に加盟を申請する手続きや折衝の手伝いをする日本連盟直轄の委員会で、委員は体協加盟で実績のある山口県連盟の方達にお願い したい旨の説明が玉利会長よりあり、説明通り承認。

9.企画運営委員会の件
 国際・国内組織との対応、事業の拡大等、益々煩雑多忙になる日本連盟の実務に協力する日本連盟直轄の組織として企画運営委員会の設置を玉利会長より提案がなされ、提案通り承認。

10.東アジアボディビル連盟設立構想の件
 現在アジアボディビル連盟(ABBF)の傘下に、東南アジアボディビル連盟、南アジアボディビル連盟が存在するが、日本、韓国、中国、台湾、香港、モンゴル、マカオ等を包含した東アジアボディビル連盟の設立構想があり、アジア連盟のポールチェア事務総長から玉利会長に会長就任の打診があるが、保留しているとの説明があった。

11.西日本大会審査の件
     玉利会長より、前回粟井理事より提案された昨年の西日本大会審査他について以下の説明があった。
@  前回の総会で指摘されていた2003年度西日本大会審査結果について、今回の総会で西日本大会の代表者である政枝理事が説明することになっていた。
A  それに先立ち日本連盟は5月18日に、2003年度西日本大会審査結果聴聞会を開催し、政枝理事、粟井理事、玉利会長、中尾審査委員長、藤岡顧問弁護士が出席し、聴聞の後話し合いの結果、以下の合意に達した。
 政枝理事が、審査結果のミスを中尾審査委員長からも指摘を受けながら是正しなかったことは、ルール違反である。 元審査委員長という審査ルールや技術を指導する立場でもあるので責任をとって、執行副会長を辞任する。
 以上の内容の確認書を作成し、5名全員が署名した。
B  しかし、政枝理事が福岡に戻り県連盟の理事会に於いて、福岡県連盟内部の問題を外部に告発したとして、2名の県連盟理事の責任追及したことが公表され、審査の判定に関する問題は地方連盟に止まる問題ではない。 しかも既に日本連盟の問題として合意の確認書を交わしながら、このような行為をすることは反省が無く、確認書を無視することであるとして、今回の理事会・総会で審議することになった。
C  粟井理事より政枝理事のルール違反の問題点、西日本大会審査結果のミスをはじめ2002年度九州福岡大会の順位決定問題、更には日本クラス別大会への不適格者の出場問題等を挙げ、全ての役職を辞任することを要求した。
 政枝理事は福岡県連盟内部の問題と説明したが、西日本大会審査結果のミス及びその是正を徹底しなかったこと等認め謝罪した。 しかし、政枝理事から「辞任」発言がなかったため、ペナルティをどの様に与えるかが議論され、様々な意見が出た。それらの意見をまとめ、次の2案で採決を取ることが提案され、了承された。
 (A) 自発的に辞任する(副会長、理事、審査員を3年間)。但し県連盟の協議期間として10日間を
    与える。
 (B) 日本連盟が辞任を勧告する(副会長、理事、審査員を3年間)。但し県連盟の協議期間として
    10日間を与える。
以上両案について採決を図ったところ、(B)案の辞任勧告が賛成多数で決議された。
但し議長は棄権、議長に対する委任正会員票も棄権票とし、賛成多数で承認された。

以上を以って総会を終了。