|
|
 |
2006年12月
2006年IFBB執行理事会及び総会要旨
JBBF 会 長
IFBB執行役員 玉 利 齊 |
|
 |
場 所 チェコ オストラバ
期 日 2006年10月26〜29日
冒頭、ラファエル・サントンハ会長特別補佐よりベン・ウイダー会長の退任が発表された。
それにともなう後任会長はベン・ウイダー前会長の推挙によりラファエル・サントンハ氏が満場一致で選出された。
主な決定事項
1.ジュニアとマスターズ選手権のルールの改正について
A.ジュニア選手権の男女の出場資格は21才になる年の12月31日迄有効。
B.マスターズ選手権の女子の出場資格は35才になる年の1月1日から有効。
C.マスターズ選手権の男子の出場資格は40才になる年の1月1日から有効。
2.女子選手権の体重のカテゴリーのルール改正
A.ライト級 55kg以下(55kgを含む)
B.ヘビー級 55kg超 (55kgは含まない)
3.2007年度IFBBイベント予定(JBBF関連)
(1)アジアボディビル選手権 上海(中国)8/29〜9/3
(男子・女子・ジュニア・マスターズを含む)
(2)東アジアボディビル選手権 山口市(日本)8/3〜8/6
(3)世界ジュニア&マスターズ選手権 未定
フィットネス&ボディフィットネス選手権 未定
(4)世界女子選手権 サンタスサナ(スペイン)9/20〜9/24
(フィットネス・ボディフィットネス・男子フィットネスを含む)
(5)世界男子選手権 韓国チェジュ(済州島)10/25〜10/29
(執行委員会・総会も開催)
≪解 説≫
今年のIFBB総会は秋も深まったチェコのオストラバで開催された。
大ニュースはなんと云っても1946年IFBB創立以来のカリスマ的会長だったベン・ウイダー氏の退任だった。
退任の理由は60年間会長としてボディビルの普及とレベルアップの第一線で活動してきたが、このあたりでバトンタッチしてIFBBの活力がますます盛んになることを望みたいと云うことで、後任の会長には永らくウイダー会長を支えて来たスペインのラファエル・サントンハ氏を推挙し、全員起立して拍手でもってサントンハ氏の会長就任を承認したものである。
さて彼の足跡をたどって見ると、第2次大戦後間もない1946年にIFBBを兄のジョー・ウイダー氏と共に設立し、ボディビルの普及に全人生を捧げて来たと云っても過言ではない。
大きな功績としては、第1にボディビルを独立したスポーツとしてIFBBを設立したことである。 それ迄のボディビルはともすればサーカスや寄席で筋肉自慢や怪力誇示のショーとして見られるか、重量挙競技の余技として位置づけられていたのを、近代スポーツとしての理念に基づいた国際組織であるIFBBを設立し競技ルールを制定してボディビル競技の選手権大会を開催し、ボディビルの健全な普及に努力したことである。
第2は、ボディビル競技のトレーニングシステムであるウェイトトレーニングを医科学的な視点から検討しそれを新しい体育理論として確立したことである。
つまり、組織づくりと理論の確立によってボディビルはスポーツとして社会から認知され、同時にスポーツ競技の筋力トレーニングとしては勿論広く一般人の健康・体力づくりとして受け入れられたのである。
ちなみに現在IFBBに加盟する各国のボディビル連盟は170の国と地域になり、何等かの意味でボディビルに取り組む人々は恐らく億を越えると見て間違いない。
以上
|
|
|