2003年9月30日
    ご 挨 拶
        社団法人日本ボディビル連盟
             会 長  玉 利    齊
 永らくお待たせしました。時代はものすごいスピードでIT化が進んでいるのにJBBFは対応がおそいのではと云うお気遣いを頂き大変恐縮しております。
 ひとつにはJBBFは従来契約しておりましたITのソフト業者との契約内容の知的所有権をめぐって問題が起きない様慎重に配慮し契約期間の満了を待ち準備を進めた為に遅れたことをご理解頂き度くお願いする次第です。
 さてすでに今年度のプログラムは進行しております。
 7月20日には 山梨県 の甲府で日本クラス別選手権大会、8月3日には 神奈川県 の鶴見でジャパン・オープン選手権大会がそれぞれ開催されておりその結果はJBBFのホームページに掲載されております。
 クラス別選手権は今年度のアジア選手権の日本代表選手を選考する大会も兼ねておりますので以下の選手が選考されました。
   男子65キロ級   津 田    宏 選手
    〃 70キロ級   田 代    誠 選手
    〃 〃       広 田 俊 彦 選手
    〃 85キロ級   内 藤 隆 之 選手
   女子58キロ超級  井 上 裕 子 選手    以上
 選考委員会は中尾委員長以下当日の審査員全員に加えて玉利会長、宮本ドーピング委員長、須藤女子競技力向上委員長も参加して開かれました。
 冒頭玉利会長から「今年度からJBBFはJOC準加盟団体になったのであるから参加すればよいと云う安易な気持ちでなく必ずメダルをとると云う強い目的意識をもって代表選手を選考して欲しい。したがって少数精鋭になるのは当然だ」とJBBFの基本姿勢を示しました。
 それを受けて選考委員会は慎重に検討した結果、男子4名、女子1名が選ばれましたが男子80キロ級で1位になった谷野選手が選ばれなかったのは大多数の審査員が今回の大会の谷野選手の仕上りはランクをひとつ上げて80キロにした故か彼の持味とも云える密度の濃い精悍さが筋肉に感じられず代表4名の中にしぼりこめなかったということでした。
 さらに80キロ級にエントリしたことは原則としてアジア選手権にも80キロ級に出場せねばならずその成功の可能性も考えられます。いずれにしても過去に素晴らしい実績を持つ谷野選手ですがその時の評價で決定しなければならない難しさだったと云えます。
 女子選手も同様で完成はしているがコンディションの悪かった水間選手がえらばれず下半身が未熟で未完成であるけれどスケールの大きい井上裕子選手は可能性に期待したいと云う所でした。