2001年10月23日

              JBBF 特 別 通 達
 

                                    社団法人日本ボディビル連盟
                                    
  会 長 玉  利    齊


                  2001年 IFBB各世界選手権大会
                        選手団派遣中止決定

 9月12日に起こったニューヨーク同時多発テロは世界中を震撼させ、平和に暮らす人々に大きな恐怖と不安を与えるものでした。
 世界のスポーツ界にも衝撃を与え、JOCは危機管理委員会を発足させ情報を収集して加盟各団体に国際大会での安全管理を呼びかけております。
 それを受けて、体操協会・水泳連盟・ボウリング協会等は既に今年度の国際大会への選手派遣中止を決定しております。
 更に外務省へ問い合せたところ、選手の安全を保障することは明言出来ないので団体の自主的判断で慎重に行動して欲しいとの要望でした。
 JBBFは、この様な状況を踏まえ緊急理事会(電話)を開催し各理事と会長が意見交換した結果、以下の様に決定致しました。

                           記

 1.  JBBFは、今年度開催される以下の世界選手権大会への選手派遣を中止する。
       10月 女子世界選手権大会           ブラジル
       11月 男子世界選手権大会           ミャンマー
       12月 ジュニア&マスターズ世界選手権大会      スペイン

 2.  理由は、万一非常事態が起きた場合、選手団の安全に万全を期することが出来ない
    ので、中止する。 

 3.  選手の胸中は察すると同情を禁じ得ませんが、本来スポーツ大会は平和な祭典で
    あり生命の危険を冒して強行するものでないと判断してのことであります。

  以上の理由から残念ではありますが、選手団の派遣中止を決定致しました。
  犠牲者のご冥福と共に、一時も早い平和の到来を祈念するものであります。